所属宗派　顕本法華宗
開祖は日什上人。元・天台宗比叡山の高僧、玄妙能化と称せらる。
故郷会津若松に帰郷後、日蓮聖人の御書に触れ、永年の疑問ことごとく氷解し、日蓮聖人の門下に改宗し、自ら「日什」と名乗る。
ところが、当時の日蓮門下は、大聖人滅後100年にして、各門流が大聖人の教えを曲げてまで、正当性を争っていた。そこで、法華経と大聖人の御書を正しく理解することによってこそ、法水は正しく継承される（経巻相承）とし、門流から独立した。総本山は、京都にある妙満寺。
明治時代までは、単に「法華宗」を名乗り、明治時代、一時「日蓮宗妙満寺派」と称したが、明治31年、「顕本法華宗」を公称。
昭和16年から22年まで、一時「日蓮宗」、「本門宗」と合同し、「日蓮宗」となったが、昭和22年、再び「顕本法華宗」として分離再独立し、今日に至る。関東特に千葉県に末寺が多い。顕本法華宗